図書館で借りている本の貸し出し期限だった。ネットから期間の延長をしようとしたら一冊が他の人に貸し出し予約されているために延長できなかった。図書館までその一冊を返しに行った。

ついでに以前どこかでだれかが何かの理由で優れていると推薦していた志賀直哉「城の崎にて」を探して読んでみた。作家の背景やらはまるで知らない。教科書に載ってそうな作品だった。死について作者がぼんやりとした感触を得たみたいなことが書いてあるように読めた。いまの私は感銘を受けなかった。

書かれなければならないというより、先生ひとつお願いしますとか言われて職業として白紙を埋めるために書かれたものなのだろうかと思った。よくわからない。私の狭い勝手な思い込みでこんな悪態じみた感想しか持てないのはきっと教養が足りないからなんだろう。と謙虚なポーズをとってみるが、本当は感想からそれ以上に考えを深めたり意味を見出したりする必要性がいまの自分にない、ただそれだけだ。と、尊大に考えていたりもする。

晩ごはんは一人だったからラーメンとトッポギの餅とチーズ、みそ味。ごわごわした麺にしたかったから汁は少なめ。冷凍庫にあったほうれん草の根元、春菊、さつまいもを投入。おいしかった。