近所の店にぎょうざを食べに行った。店内の大きなテレビ画面で動画が繰り返しながされていた。案内された席がテレビに近くて、ずっと見ることになった。運転免許更新のときに見せられる映像に出てくるような語り口の人たちがここで働いてよかったと証言する従業員募集の映像。お客さんはいろんな仕事をして働いているねっていうイメージ。満足そうな表情をした一人の人をじっと正面から映した静止画。美術館にあるような、ループ映像を見せる小部屋に入ってしまったかのような感覚になった。何もおもしろくはないのにじっと画面を見続けてしまった。食事に行った先での体験としてあんまりいいものじゃなかった。ぎょうざはにんにくが辛かった。次にぎょうざを食べたくなったときにはいつもの冷凍ぎょうざをお腹いっぱい食べようと思った。