白いところばっかりの豚のこま切れが売ってた。スープにしたいと思って買ってきた。冬瓜とさつまいもとたまねぎと一緒に圧力鍋で煮た。家族がトンカツ弁当をもらって帰ってきた。煮えた肉はとりあえず除けておいて明日以降に食べることにした。おいしかった。

キャベツや青菜を塩でぎゅっとするのも慣れて、傷まないことが信じられるようになった。作ったら食べ切るまで一週間はかける。どうせなら発酵させてみたいと思ってた。漬物を作ると場所を塞ぐ。それと、せっかく作ったのがもったいなくてなかなか食べられない。あと、塩が多くなりがち。塩でぎゅっとするときは塩気をほとんど感じない程度にしか塩を入れてない。それでも空気を抜いといたら保つことが経験として分かった。

野菜を切ってビニール袋に入れて、塩をして、水が出てから空気を抜いて縛る。ここでいつもならすぐに冷蔵庫にしまっている。これを一時間ほど室温に置いてから冷蔵庫に入れた。水キムチの作り方をなぞってみるが、キムチのり的なものは入れない。そのかわりにカゴメのラブレを入れた。境界値を探すような実験はできないし、求めない。食事はまだまだずっと何度も続くので、曖昧な条件でも体に害のない範囲で繰り返し試してみるつもり。とりあえず当日の夜の様子では、少し泡が出ていたようなので成功か。その日に食べた味はいつもの塩でぎゅっとしたやつにラブレのかすかな甘さを足したそのままだった。ひとまず、おいしかった。